ご挨拶

そんなお医者さんがいたら、会ってみたい!

と生活者が思える医師や医療者を教育で支援したい、みんなで応援したい、と考え、構想2年、300人以上の医療者との対話を経て、2012年春に法人を設立しました。

私たちが考えるジェネラリストは、総合的に診察できるだけではなく、包括的に地域の課題や問題に関心を持ち、健康を維持するまちづくりに関わる医療者を指します。自然科学に加えて、社会科学の知識領域を持ち、地域のさまざまな主体や個人とつながり、面的に地域の新たなケアの仕組みを発想・構築できる医療者が、もっと活躍してほしい、と考えるものです。

そのために、私たちは、同じ問題意識をもつ医療者と出会い、議論を深めるための「啓発事業」と、その仲間とともに新たな知識や技術、価値観を習得するための「教育事業」を展開しています。2012年度から2年間は、主に「啓発事業」を展開し、8回におよぶ全国およびブロック単位の対話型イベントで1,800人に、10,000視聴数をこえるインターネット番組配信を通して全国の医療者とつながりあえました。そして、2013年度からは、その仲間とともに、日本初の「ジェネラリスト・スクール」を部分開校し、教育事業が始動しています。1)全人的視点でケアをしていくなかで、2)生活課題の解決に向けた、3)仕組みづくりに乗り出す医療者(ジェネラリスト)を教育で応援するために、3学科で構成します。1)をこのプライマリ・ケア学科で、2)をコミュニティ・デザイン学科で、3)をコミュニティ・ヘルスケア・リーダーシップ学科で修得することを目指し、設計しています。

医師によって立ち上がった団体ですが、医師以外の医療専門職や、保健・福祉・介護に関わる皆さんとともに、活動を設計し、拡げていきたいと考えています。ほしい未来は、待っていては来ない、と考えます。みんなでそれを議論しながら描き、実現するべく、それぞれの立場でできることを着実に前進させていきたい、と考えます。保健・医療・福祉の垣根をこえて、住民や生活者が健康管理を自らのこととして捉え、みんなが連携して健やかに暮らせるよう、医療者は、いま、新たなうねりをつくる時期にさしかかっています。

Medical Studioは、ジェネラリストを教育で支援するため、対話の場をさらに積極的に創りながら、教育事業を中心に展開していく計画です。皆さんとともに、ジェネラリストが活躍する“ほしい未来”を創るため、まい進していく所存です。皆さまには、ジェネラリスト・サポーターとしてご支援いただけますよう、お願い申し上げます。

未来を変える
ジェネラリストとともに

Medical Studio代表理事
野崎 英夫、坂本 文武