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CD学科

コミュニティ・デザイン学科

心身の不調につながる地域課題にかかわるアイデアを。
生活・暮らしに「越境」する力を

コミュニティ・デザインの理解を深め、技術を知る

人の生きづらさは、社会構造のひずみから生じていることが多い傾向にあります。だから、ある一人が抱える生きづらさは、氷山の一角、と理解したほうがいいかもしれません。そして、それを軽減するためには、社会を構造的に変える、という意識をもつ必要があります。
g-schoolコミュニティ・デザイン学科では、心身の不調に関係する地域課題を理解するとともに、「仕組みを変える/仕組みで変える」ためのコミュニティ・デザインの技術を学びあいます。経済格差や虐待、ゴミ屋敷や閉じこもり、多文化共生、性的少数派、発達障害など、私たちが「課題」とする事象を学ぶシリーズに加えて、現場で実践的に仕組みをつくってきたコミュニティ・デザイナーたちとの議論を通して、コミュニティ・デザインの諸技術を整理していきます。

コミュニティ・デザインの理解を深め、技術を知る

予防や健康増進、人生会議や在宅療養などの啓発をしようとしている皆さん、もう一歩進めて、居場所をつくったり、多職種でプロジェクトを立ち上げて課題に取り組もうとする皆さん。ひょっとすると、臨床家としての専門性を拡張することで、地域に関わろうとしているのかもしれません。手段が目的化したり、あるべき論を無意識的に押し付けていることもあるかもしれません。

臨床家は、ごく限られた接触機会で、不調の背景にある患者の暮らしぶりや課題を把握し、希望に近いかたちで生きていけるよう処方や指導をする時代です。生活領域に「越境」し、生活課題を理解し、解決する専門性をほんの少し高め、他職種や住民とのつながりのなかでいっしょに考えるための学びを、ここでぜひ。「地域医療」「地域ケア」もしくは、「地域包括ケアシステム」や「地域共生社会」を推進しようとする医療者はご参加ください。

誰にとってどのような問題なのか?を自問する

私たち臨床家は、外来や病棟、在宅で出会う患者・家族の暮らしをどこまで想像できているでしょうか。医療がその人の人生に関わる時間は、ごくわずかです。それ以外の時間をどう過ごしたいのか、そこに医療が果たせる役割は何か、を考えるとき、空いたの暮らしを知るところから始めてはどうか、と考えました。

「独居高齢者問題」「ゴミ屋敷問題」「8050問題」など、私たちは何ごとも「問題」として「正しく」「解決すべき」テーマと捉えることがあります。

誰にとってどのような問題なのか?を自問する

状態の見極めと見通しができる専門職だから、いまできることを構想する必要はあるものの、それは生活者にとって共有できる働きかけになっているのか、を自問してもいいでしょう。誰にとって、どのような問題なのか、それによって、どのような不都合が生じているのか、を再度見直しながら、「変えるべきこと」を見出す発想が、効果的な取り組みを生み出す出発点になる、と考えます。さらにいえば、医療専門職は、臨床上の問題解決の専門家であるが、生活課題の解決の専門家ではない、ということにも自覚的であれば、人の力を借りてアプローチできるのかもしれません。
そこで、まずは「問題」を生活者目線で理解するシリーズを提供します。「患者・家族生きづらさを理解する―ソーシャルイシュー・ブリーフィング」として、生きづらさを抱えている人が、どのような暮らしをしているのか、それはなぜ生じるのか、現状でどのような解決策が講じられてきているのか、を聞き、考えます。閉じこもり、性的少数派、虐待、貧困、ゴミ屋敷、若年女性の生きづらさ、多文化共生、発達障害など、「ソーシャルイシュー」と言われるテーマに関心を通して、患者理解を深めていくことを狙いとしています。なぜなら、多くの患者には、医学的に理想的な来院、通院や治療を妨げる非臨床的事情があるからです。

知った後どうする?コミュニティ・デザインを考えよう!

さらに、「生きづらさへの洞察力と対応力を上げるコミュニティ・デザイン論」というシリーズを展開します。不調の背景にある課題を同じように抱えているひとが一定数地域のなかにいるはずです。予防的な働きかけや、治療と暮らしを両立するためのネットワークづくりなど、地域の中で仕組みをつくる必要に直面します。どこまでが医療者の仕事なのか、の議論は常に必要ですが、いざ地域に関わるぞ!という方にとって知っておきたい技術を定期的に配信し、その内容についてzoomを利用したネットミーティングを行います。患者、家族や地元の人たちと「生活者目線」で考えるための学びです。

知った後どうする?コミュニティ・デザインを考えよう!

具体的には、ワークショップデザインや場づくりの技術論、研修やセミナーの設計や仲間を増やすための広報/PR、医療機関のコミュニティ・リレーションズのほか、当事者性を捉えなおす発想法などをテーマとして展開していきます。

会い議論する場で仲間の関係を太くする

コミュニティ・デザインを手がかりにしたセミナーをリアル(オフライン)に定期開催していきます。生活者の「生きづらさ」を理解するセミナー、コミュニティ・デザインの手法を学び、語り合うセミナーなどです。回数では東京が多くなる見通しですが、5大都市でも開催していきます。
g-schoolの会員は無料にて参加できます。セミナー開催地に駆けつけ参加いただけるほか、zoom webinarによるネット中継でもご参加いただけます。撮影した映像は編集し、後日会員向けに配信するので、見逃すことはありません。

プッシュ配信します。ペース配分はお任せください

コミュニティ・デザイン学科のコンテンツも、配信が始まるたびプッシュ型の通知をあなたのスマホに点滅させます。通知が届いたら、忘れないうちにさっと視聴してみましょう。気になったこと、受講生仲間に聞いてみたいこと、関連してこんな情報を見るといいよ、自分はこんなことをして成功した/失敗した、といった情報提供など、ぜひ短い投稿をしてみてください。その蓄積が映像教材の学びをより豊かにし、g-schoolの受講生に多くの刺激を与えてくれるはずです。